製品コレクションは、クラシックな「パトリモニー」と「トラディショナル」、現代的な「フィフティーシックス」、スポーツウォッチの「オーヴァーシーズ」、レディースウォッチの「エジェリー」、往年の製品に着想を得た「ヒストリーク」などがある。また、ほとんどの製品がジュネーヴシールの認証を受けている。
ムーブメントは自社製オリジナルではなく、かつヴァシュロンのお家芸であるジュネーブシールは取得していない(正しくはリシュモン共有キャリバーを使用。一方で価格がその分抑えられている筈なので、致し方ないか)
上の表で言うと、ドレスウォッチに分類したいところですが、この時計に関しては「カジュアル」の欄も「◎」だと思います。
ベーシックで飽きのこない佇まいでありながら、時流をも取り込む先進性も兼ね備えたモデルを発表し続けている。そして、時代を超えた普遍性を備えている点が、ヴァシュロン・コンスタンタンの特徴といえるだろう。
ヴァシュロン・コンスタンタンは、ジュネーブの屋根裏部屋にある工房で活躍した時計職人キャビノティエの精神を受け継ぐメゾンだ。
機械式時計の黎明期から伝え続けてきた伝統的な技法で生み出される時計の数々は、時代を超えて多くの歴史的人物にも愛用されてきた。最高の時計を求める者たちは、その優美なデザインを愛して止まない。
特にヴァシュロン・コンスタンタンは伝統や歴史を重んじており、彼らが生み出す時計の数々、特に複雑機構は現代に生きるキャビノチェの業を感じることができます。
1956年からやってきた ヴァシュロンコンスタンタン フィフティーシックス
この雲上5大腕時計ブランドの腕時計ならばどんなモデルでも一生ものです。
同社の時計が持つ荘厳な佇まいは、贅を知り尽くす世界のセレブリティーを魅了し続けてきた。まさに世界を代表する時計ブランドといえるだろう。
ヴァシュロン・コンスタンタンの時計には、メゾンのシンボルである「マルタ十字」が用いられている。キリスト教の騎士修道会「聖ヨハネ騎士団」が掲げていたとされているマークだ。
フィフティーシックスは一部ジュネーブ・シールを取得していないシリーズがあります。ヴァシュロン・コンスタンタンはジュネーブ・シールの取得に積極的なブランドですが、単価の高騰を避けられないデメリットがあるため、普及モデルにはあえて取得せず手に取りやすい価格に設定しています。しかし取得をしていないだけで品質が落ちるわけではなく、厳しい検査をパスしているのは変わりません。
以上、外装とムーブメントについてレビューさせて頂きました。冒頭で挙げた巷のレビューに対して、私が感じたところを黄色で追加してみました。
世界中の著名人が愛用するカラトラバ。とにかく美しいという言葉がピッタリの腕時計です。 ヴァシュロン コンスタンタン フィフティー シックス